10月6日午後2時から、とかちプラザで、女性「九条の会」十勝が主催する『武力で平和はつくれるの?』と題する講演会が開かれました。
講演を行った高遠菜穂子さんは、2003年5月からイラクでの活動を開始、2004年4月にイラク・ファルージャで「自衛隊の撤退」を要求する現地武装勢力に拘束されました。
解放後日本国内で「自己責任」バッシングを受けました。現在もイラク人道・医療支援活動を継続中です。
高遠さんは「アメリカもイギリスもイラクに大量破壊兵器保有疑惑はなかった認めたが、日本政府はイラク戦争の検証をしていない。核のゴミをリサイクルして作られた劣化ウラン弾がイラク戦争で使われ、先天異常の出生率が14%にのぼっている現実がある。人道支援活動に従事する医師が不足している。憲法九条をジャパンブランドとして全面的に押し出すのであれば、日本の医師の参加も増えるのでは…」と話されました。
「なぜ命の危険を顧みず今もイラクの人道・医療支援活動を続けているのでか」との会場からの質問に「私はたくさんの銃声を聞いた。殺された人もたんさんいた。あの時、あの時間にいたものの責任として、見たものを知らせる役割が生き残った私にあると思っている」と凛として答えられました。