11 月17 日、帯広市のとかちプラザで『十勝まちづくり研究会』第4回定期総会が開かれました。
総会後、「足寄町における自然エネルギーの取り組み」をテーマに、足寄町経済課林業商工観光室 地域資源エネルギー担当主査の村石靖さんが記念講演を行いました。
森林面積が85%をしめる足寄町の木質バイオマスのとりくみについて、木質ペレット研究会からとかちペレット共同組合設立に至る、町内の異業種の仲間による熱い議論があった経過などが報告されました。
現在廃校中学校をペレット工場にして、年間約650トンを生産、出荷しており、役場庁舎で約160トン、子どもセンターで約100トン使用されています。
ペレットストーブは公共施設に35台、一般住宅に72台設置され、道内ペレット価格は現在平均1㎏44.4円で、生産・出荷・消費とすべて地域内でお金が循環します。
「足寄町次世代エネルギーパーク」は、ペレットストーブ、森林バイオマス、雪氷熱・バイオガス、太陽光、温泉熱と豊富な地域資源を活用した町内の施設が見学コースに設定されています。
村石さんは「地域であるものを地域で回す。外と競争しなくていい。高ければ高いほど、地域でお金が回ることになる」と結びました。
また、十勝まちづくり研究会が、今年9月1日に発行(1冊1300円)した『十勝子ども白書』の執筆者4人の報告がありました。