自民党の古賀誠元幹事長が登場し、改憲の発議要件を緩和する安倍内閣の憲法96条改定の動きについて「絶対にやるべきでない」と述べた「しんぶん赤旗」日曜版6月2日号のインタビュー記事が、反響をよんでいます。
「毎日」は、編集委員の山田孝男氏が政治コラム「風知草」(3日付)で「いまや自民党全体が『ポチ』化した」という同党幹部の嘆きを引きつつ、古賀氏の「赤旗」インタビューを紹介。
「自民党の原点を顧みれば、これはやはり事件だろう」と指摘しています。
「産経」は、ジャーナリストで改憲派の桜井よしこ氏が「美しき勁(つよ)き国へ」(3 日付) で「思いがけない反省の声が身内からもあがった」と伝えています。
地方紙では、「北海道新聞」(2日付)が「自民党元幹部が赤旗に登場するのは異例だ」として特集記事を掲載。
古賀氏をはじめ、野中広務元官房長官や加藤紘一元幹事長が過去に「赤旗」インタビューに答えたことをあげ、「戦中時代を生き、かつて『ハト派』と呼ばれた重鎮たちは国会から去った今も、歯止め役がいない改憲論議に警鐘を鳴らす」と注目しています。