6月9日午後2時から、渡辺治(一橋大学名誉教授・九条の会事務局)さんを迎えて『どこへ向かう日本の政治』と題する革新懇主催の講演会が開かれ230人が参加しました。
渡辺名誉教授は「アベノミクスは、右手で公務員賃金削減・生活保護基準引下げ・TPPで地域産業つぶし、左手で公共事業の受け皿の解体…地方の解体で大企業が受け皿に…。
私たちの暮らしは、消費税の引き上げは10%に止まらない」と構造改革の本質・アベノミクスはなぜ破たんするか、分かりやすく述べました。
また「安倍政権は、改憲という事業が容易ならぬ事業であることを充分自覚している。改憲をすいすいと進めるには96条改憲は不可欠、9条改憲ほかで『戦争できる軍隊』づくりに加え『戦争できる国家』づくりをすすめるのが自民党案。
7500を超える九条の会が全国津々浦々に結成され、運動がひろがっていることが、改憲反対の世論を動かしてきた。いまこそ、革新懇の出番、地域を根城に構造改革、改憲に終止符を」と革新懇や「九条の会」の役割、参議院選挙の重要性など、縦横無尽に語りました。