「TPP(環太平洋連携協定)参加撤回を求める道民集会」が15日、札幌市の大通公園で開かれ全道各地から5000人が参加しました。
鈴木宣弘氏(東京大学大学院教授)、飯沢理一郎氏(北海道大学名誉教授)が呼びかけて食農連絡会などでつくる実行委員会が主催。
道医師会、道農協中央会、道漁連、道生協連、道森林組合連合会、道内の農協、民主団体など140団体・個人が賛同者になりました。
呼びかけ人の鈴木氏が基調報告し「TPPは日本にとって屈辱的内容で、条件闘争は通用しません。日本の将来のために、絶対に阻止しなければならないたたかいです」と強調しました。
道農協中央会の飛田稔章会長のメッセージが紹介され、十勝町村会会長の高橋正夫本別町長は「十勝は地域をあげて絶対阻止でがんばります」と連帯あいさつをしました。
実行委員会は各政党に参加を呼びかけ、自民党、民主党、公明党は不参加。新党大地、社民党は参加しました。
日本共産党の紙智子参院議員が「大事なのは絶対にあきらめないでたたかうこと。TPP参加撤回は圧倒的な国民の利益に合致したたたかいです」と参加者を激励すると、大きな共感の拍手が起きました。