7月27日、沖縄復帰40年企画作品映画「ひまわり」を観ました。
2004年8月13日、米軍大型輸送ヘリが沖縄国際大学に墜落した事故は、大きく報道され鮮明に覚えていますが、戦後14年たった1959年6月30日、私が5歳の時に起きた、米軍のジェット戦闘機が宮森小学校に墜落した事故のことは、まったく知りませんでした。
学童11名、近隣住民6名の尊い命が奪われ、210名の重軽傷者を出した大惨事の映画化、「ひまわり」に込められた沖縄の人々の戦争と平和への特別の思いが、胸に突き刺さるようでした。
私は20代の時、一度だけ沖縄へ行ったことがあります。
映画の中にも出てきましたが、低空飛行訓練をする米軍機の爆音で、人の話が聞こえません。
お会いした沖縄の方は、ほとんど全てが、戦争で家族や親族を亡くされていました。
唯一地上戦となった悲惨な戦争の歴史、今も米軍基地が集中し、危険なオスプレィまで配備されていることへの怒り、若者たちが、模索しながら、平和の大切さを引き継ぎ、コンサートを成功させるラストシーンは、涙が止まらないくらい感動しました。 とし子