住民や共産党市議団らの意見、反映されず
帯広市など十勝管内の全ての消防本部を解散し、一つの消防本部に統合する「十勝圏広域消防運営計画」が3月末に決定されました。
消防広域化は、小泉構造改革の一環として平成18年に法改正され、北海道では平成20年十勝圏を1消防本部とする推進計画を策定。全国も北海道の計画もほとんど進んでいませんでしたが、十勝では複合事務組合内に推進室を設置し広域化の準備を進めていました。
「広域化のメリットが不明」
稲葉典昭市議は、平成20年に北海道推進計画が十勝1消防本部の計画を発表して以来、繰り返し議会で問題点の指摘を行ってきました。2月の運営計画案が報告された時も予算審査特別委員会でも「全道で広域化が進まない理由は、地域が広すぎて
①初動体制の強化、
②人事管理面の強化というメリットが生かされない、
とした道の総括が十勝でどのように克服されたのか」と繰り返し質してきましたが、具体的な答弁は行われないまま、さらに業務運営・人事管理・財政運営のそれぞれの分野から様々な質疑を行っていましたが、運営計画には全く反映されませんでした。