5月7日、札幌の里塚霊園にある、姉のお墓参りに行ってきました。
2012年3月10日、東日本大震災の前日に59歳で亡くなった姉のお墓に、2年以上経ってようやくお参りすることができました。
姉が長い間、一緒に暮らした姑さんをはじめ、義兄の家族とともに墓標に名前が刻まれていました。
大震災の混乱で、交通機関がすべてストップし、葬儀に参列することも叶わないまま3周忌が過ぎました。私も姉が亡くなった歳をもうすぐ超えようとしています。
あまりにも早く逝ってしまった姉に「私も兄も弟も元気で暮らしているから心配しないで。たくさんの病気をして、つらい思いをした分、何倍も安らかに…ね」と声をかけ手を合わせると、なぜかホッとしました。墓前に供えた花をわが家の花瓶に挿すと、姉の思い出がつぎつぎと浮かんできました。 とし子