平成24年からの5期介護保険計画の中で「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」という新たなサービスが創設され、帯広市では、株式会社福寿草(西9南18)でサービスが提供されています。
4月16日、共産党帯広市議団の稲葉典昭市議、佐々木とし子市議、杉野智美市議と守屋いつ子音更町議、谷口和弥幕別町議は、株式会社福寿草を訪問し、相川治徳課長と佐々木達哉介護支援専門員から、事業内容の説明を受け、施設の見学を行いました。
1・2階は、特定施設入居者生活介護施設50室、3階は高齢者向け賃貸住宅34室、同じ建物の中に居宅介護支援事業所青空、ディサービス、定期巡回・随時対応サービス事業所があります。
現在、定期巡回・随時対応サービスは3階の入居者34人と札内の住宅の1人が利用しています。利用者の平均介護度は1.8、日中3~4名、夜間2名で巡回とオペレーター業務をおこなっているとのことでした。
相川課長は「今後、地域の方へサービス提供できるよう取組むのが課題です」と話しました。月平均の利用者負担は13~16万円となっており、生活保護の方の入居は約3割とのことでした。
在宅での生活を継続したいという高齢者の希望を叶えるための選択肢が広がるという期待が込められたサービスですが、実際には利用が広がっていないことがわかりました。