2014年6月29日日曜日

映画『標的の村』



6月21日、ドキュメンタリー映画『標的の村』(琉球朝日放送制作)を観ました。


日本にあるアメリカ軍基地・軍用施設の74%が密集する沖縄。5年前、新型輸送機「オスプレィ」着陸帯建設に反対し座り込んだ東村・高江の住民を国は「通行妨害」で訴えました。

復帰後40年経ってなお切りひろげられる沖縄の傷。沖縄の人々は一体誰と戦っているのか。

抵抗むなしく、絶望する大人たちの傍らで11歳の少女が言う。
「お父さんとお母さんが頑張れなくなったら、私が引き継いでいく。私は高江をあきらめない」。

一番胸を打たれる場面でした。


やんばるの森に暮らす高江の人々。平穏な暮らしをアメリカ軍のオスプレィ配備で脅かされる。

体をはって、沖縄県民の誇りをかけてたたかう人々の目は、ときに怒りの涙に溢れ、ときに家族や住民へのやさしさに溢れ、とても美しく輝いていました。


沖縄高江の人々と心ひとつに今声を上げるときと決意を新たにしました。 とし子