釜石小学校校歌
東日本大震災以来、脚光を浴びている校歌があります。岩手県釜石市大渡町の釜石小学校の校歌です。
作詞の井上ひさしさん(故人)は、『九条の会』の呼びかけ人でもありました。
震災の津波による死者・行方不明者が1000人を超す釜石市で、小中学生が自分で判断して高台に避難し、99.8%の命が救われました。
ここ数年の防災教育が「釜石の奇跡」を呼んだと言われています。
YouTubeで、釜石小学校の児童が歌う校歌を聞きながら、「困ったときは、目をあげて…、あわてずに…、手を出して…」この歌詞には、生きていくための知恵が、いっぱい詰まっていると思いました。
毎日くちずさみたくなる、すばらしい校歌ですね。歌詞を紹介します。 とし子
釜石小学校校歌
作詞 井上 ひさし
作曲 宇野 誠一郎
いきいき生きる いきいき生きる
ひとりで立って まっすぐ生きる
困ったときは 目をあげて
星を目あてに まっすぐ生きる
息あるうちは いきいき生きる
はっきり話す はっきり話す
びくびくせずに はっきり話す
困ったときは あわてずに
人間について よく考える
考えたなら はっきり話す
しっかりつかむ しっかりつかむ
まことの知恵を しっかりつかむ
困ったときは 手を出して
ともだちの手を しっかりつかむ
手と手をつないで しっかり生きる