2014年7月22日火曜日

北海道バイオエタノール生産事業への補助金廃止

十勝バイオマス産業都市構想・帯広市バイオマス活用推進計画に
取組方針明記…市の対応は


佐々木とし子市議が産業経済委員会で質問(7月22日)


7月22日の産業経済委員会で佐々木とし子市議は、農水省が清水町の北海道バイオエタノール生産事業への「バイオ燃料生産拠点確立事業」による補助金を今年度で廃止するとしていることについて、「エタノール生産に農産物を使うことには、もともと問題点が指摘されていた。

しかし、エタノール生産はエネルギー対策としてだけでなく、資源の有効活用の面からも必要な対策であり、今回の補助廃止は、国産エタノール生産そのものを否定してしまう可能性がある。

十勝バイオマス産業都市構想・帯広市バイオマス活用推進計画にも、明確に取組方針が記されている」とのべ市の見解を質しました。

市は「原料となる余剰てんさいの確保が困難となり、小麦の規格外は高いなど農業残さ食料残さの活用に課題を抱えている。事業者の判断を注視していきたい」と答えました。

佐々木とし子市議は「本来国として行っていくべき事業を民間に委ね、なおかつ生産事業として経営が成り立たないからと補助金を打ち切るなど、社会的責任の放棄ではないか」と指摘しました。