2014年8月29日金曜日

川西小水力発電所


8月21日、原発をなくす十勝連絡会のみなさんと川西農協の小水力発電所を視察しました。

3人交代で1週間ずつ泊り込みで24時間発電所の管理が行われており、この日の当直、伊澤満州男さんが、発電所の歴史や概要を詳しく説明して下さいました。

昭和27年に建設され61年を迎える発電所ですが、昭和30年に台風で全部流されたとき、地元の人たち550戸の熱意で当時4,500万円をかけて再建したとのことです。

1年間の発電量は、300戸くらいの電力をまかなえる130万kwで、現在約1300万円で北電に売電しています。

60年近くたった設備ということで、ソーラー等の買い取り価格よりかなり低く抑えられており、年間の収益は700~800万円。

発電装置はメンテナンスをきちんとすればあと20年は大丈夫との説明でした。

戸蔦別川の水流を活用した発電所が60年以上も発電し続けていることに、感動するとともに、原発にたよらないエネルギーの大切さを再認識しました。 とし子