2014年6月29日日曜日

映画『標的の村』



6月21日、ドキュメンタリー映画『標的の村』(琉球朝日放送制作)を観ました。


日本にあるアメリカ軍基地・軍用施設の74%が密集する沖縄。5年前、新型輸送機「オスプレィ」着陸帯建設に反対し座り込んだ東村・高江の住民を国は「通行妨害」で訴えました。

復帰後40年経ってなお切りひろげられる沖縄の傷。沖縄の人々は一体誰と戦っているのか。

抵抗むなしく、絶望する大人たちの傍らで11歳の少女が言う。
「お父さんとお母さんが頑張れなくなったら、私が引き継いでいく。私は高江をあきらめない」。

一番胸を打たれる場面でした。


やんばるの森に暮らす高江の人々。平穏な暮らしをアメリカ軍のオスプレィ配備で脅かされる。

体をはって、沖縄県民の誇りをかけてたたかう人々の目は、ときに怒りの涙に溢れ、ときに家族や住民へのやさしさに溢れ、とても美しく輝いていました。


沖縄高江の人々と心ひとつに今声を上げるときと決意を新たにしました。 とし子

集団的自衛権容認反対!解釈改憲は許さない!

「安保廃棄6・23十勝集会」-日本共産党帯広市議団も参加、杉野智美市議があいさつ


6 月23 日、午後6時30 分から、帯広市中央公園南側で『安保廃棄6.23 十勝集会』が開かれました。


現行日米安保条約が発効したのが1960年の6月23日です。いま国民の多くが反対し立ち上がっている「集団的自衛権」の行使容認問題もTPP参加問題なども、日米間で締結されているこの軍事条約が「根っこ」なのです。


憲法は、前文でも第九条でもそれを禁じ、歴代の自民党内閣も憲法違反と明確にしてきました。

「あらゆる手段を駆使して安倍自公政権の暴走をストップするために立ち上がりましょう!」と集会決議を行い、市内をデモ行進しました。


日本共産党市議団の稲葉典昭市議、佐々木とし子市議、杉野智美市議も参加。日本共産党を代表して杉野市議があいさつしました。



2014年6月26日木曜日

とかち帯広空港の「覚書」から  「自衛隊機の乗り入れ」規制を削除するな!


帯広平和委員会など5団体が、米沢市長に申し入れ


とかち帯広空港は開港の時(39年前)、地域の「5者会議」と覚書を交わしました。その中の一項に「自衛隊機の乗り入れは救急搬送、災害派遣に限る」とあり、これまで米軍機の乗り入れの規制などに役立ってきました。

地域団体との間で「騒音、安全対策を航空機全般に広げるため『自衛隊機』を削除する」見直しが行われるという動きがあります。帯広平和委員会、帯労連、高教組、新婦人、民主青年同盟の代表者と稲葉市議は「自衛隊機の文言を削除するな」と市長に申し入れました。

応対した本迫副市長は「申し入れは真摯に受け止める。騒音・安全対策を全ての航空機に広げるということで、運用上、これまでと変わるものではない」と答えました。

稲葉市議は「変わらないなら文言を削除せず、航空機全般に広げると項目を起こせばいい」と提案しました。








2014年6月22日日曜日

3度目の成人式

私の母校、池田高校を昭和48年に卒業した3年C組の還暦を祝うクラス会“3度目の成人式”が6月14日、帯広市内で行われました。


恩師であるO先生も77歳、喜寿を迎えられ、この日夫人とともに札幌から駆けつけて下さいました。昨年10月の札幌での同窓会で「来年は十勝で…」と声が上がり実現しました。

参加したのは20人、卒業から41年も経つのに、あのころの面影はそのままの人も…。還暦とは思えない若々しさでした。


私は、とりわけ恩師のO先生からのメッセージが心にしみました。

「還暦おめでとう。42年前の紅顔の美?少年・セーラー服の似合った美少女が60才。今さらながら年月の流れの速さに驚いています。怠け者の私と違って、皆さんはまだまだ頑張るぞと思っている事でしょうが、時には立ち止まって休んで下さい。あなた方が元気で居ることが周囲の人々の大きな支えになるのですから」そして3人の亡くなったクラスメートを思い出してあげて下さい。と結びました。

この日は、先生を囲んで夜が更けるまで、語り合いました。


次は“4度目の成人式”ですね。 とし子

来月8~9日 浜大樹で戦車など上陸

「平和な漁場で揚陸訓練は行うな!」-帯広空港の軍事利用は認められない…陸上自衛隊へ申し入れ


管内の浜大樹海岸で自衛隊が戦車などを含む揚陸訓練を来月8~9日に行うことが明らかになりました。


稲葉市議ら浜大樹上陸訓練反対十勝連絡会は16日、陸上自衛隊第5旅団に訓練中止など求める申し入れを行いました。名古屋の第10師団が人員80人、戦車含む車両25輌、ヘリコプターも参加して、ホバークラフト型上陸用舟艇LCACで、上陸訓練を行います。


第5旅団も9日、90式戦車も含め、陸上から艦船へ、艦船から陸上へとLCACでの揚陸訓練を行うことも明らかになりました。


「とかち帯広空港の利用は認められない」との問いに、「使用予定はない」と答えました。

安倍政権が集団的自衛権行使を憲法解釈の変更で押し通そうとしているとき、「敵地への上陸を想定した訓練は認められない」と訓練中止を強く求めました。

『戦争する国づくり」許さない

~元特攻隊員の手記が寄せられました




私は昭和3年に、渋谷駅に近い宮益坂で生まれ育った。渋谷小学校は駅前にあり、童謡「春の小川」のモデルとなった清らかな渋谷川がすぐ前を流れていた。当時、忠犬ハチ公が毎日渋谷駅にご主人を迎えに来ていた。ハチ公は6歳の私よりも背が高く、おとなしく賢い犬で、皆に愛され、私も頭を撫でていた。


昭和19年4月、中学3年生を終了して海軍甲種飛行予科練習生となり海軍航空隊に入隊した。
一年間の予科の訓練を終え、昭和20年5月、土浦海軍航空隊に転属となった。いよいよ飛行機に乗れるのかと思ったが、もはや我々の乗る飛行機はない。


ある日全員特攻隊の要員として任命され、全国各地の父母に最後の面会許可の電報が打たれたが、この電報が米軍に傍受され、部隊は面会当日に空爆をうけた。仲間の多くが戦死し、面会家族にも多数の死傷者が出る中、なんとか生き残ることができた。


その後私も震洋(魚雷艇に爆雷を積んで敵艦に突っ込む)特攻隊要員として訓練を受けているうちに8月15日を迎えた。16歳の夏であった。


戦後69年も経って、日本が再び戦争に捲き込まれるようなことは決してないと思っていた。


しかし最近の安倍政権が、戦争放棄、戦力不保持を定めた憲法9条を無視して、集団的自衛権の名の下にアメリカ軍と一緒に自衛隊を戦場に送り出そうとしている。戦争の恐ろしさを知らない戦後育ちの安倍首相が、アメリカの要求に従って日本の若者を戦争の生贄にしようとするその罪深さを考えない訳にはいかない。


(青木昭夫)

2014年6月11日水曜日

市議会議員15年表彰



6月11日、帯広市議会6月議会が始まりました。今議会は、米沢市政2期目のスタートとなり、市政執行方針が示されました。6会派の代表質問、17人の一般質問合わせて23人が登壇します。

また、市長の政策予算、7憶240万円の補正予算が提案され、3日間にわたる議案審査特別委員会が開かれます。7月1日が最終日です。

今年1月から3月に、共産党市議団が取り組んだ『市民アンケート』に寄せられたご意見、ご要望に真摯に向き合って、市政にに届けて行きたいと思います。

今議会の冒頭、全国市議会議長会の25年表彰、15年表彰の伝達式が行われました。私は『15年表彰』を受けました。

私の議員活動をいつも支えて下さっている市民のみなさんに、心から感謝します。いっそう研鑚をつんで奮闘します。 とし子

~植田浩史氏(慶応義塾大学経済学部教授)が講話~

帯広市産業振興ビジョン市民フォーラム

これからの中小企業の話をしよう。


6月11日午後7時から、帯広市図書館で『帯広市産業振興ビジョン市民フォーラム』が開催されました。佐藤聡帯広市産業振興会議会長、米沢則寿帯広市長からあいさつがあり、「帯広市産業振興ビジョン見直しについて」井上猛帯広市工業労政課長が報告しました。





『帯広市中小企業振興基本条例への期待』と題して講話を行った植田浩史教授は、

「なぜ帯広市全国から注目されているのか。地域経済の理想、地域資源を利用、地域内住管を創造、地域で価値創造、新しい経済を創造⇒現実には難しい中で帯広市は様々な実践と成果をあげている。

今回帯広市が行った実態調査から、何が求められているか、中小企業にあった形で施策づくりに活かしていくことだ。

10年後20年後の地域の経済・産業をリードしていく人材(人財)をどう育成するか。企業家、行政、関連機関等さまざまな場所に」と述べました。

共産党市議団も3人で参加しました。


2014年6月1日日曜日

北海道地域自治研総会フォーラム

5月24日北海道地域・自治体問題問題研究所の総会フォーラムが札幌市で行われ参加しました。


基調講演を行った中原准一酪農学園大学名誉教授は、立憲主義を否定し集団的自衛権行使に進む安倍政権を厳しく批判し「TPP交渉についても日本の主権に係る問題なのに経過を国会にも国民にもいっさい報告していない。TPPは自由貿易と言うより管理貿易的で多角的自由望期体制を傷つける恐れがある」としたコロンビア大学スティグリッツ教授の発言を紹介。

「北米自由貿易協定で500万人の失業者をだし、自動車労組など反対している」と海外の状況を紹介。

そして「自民党は、TPPで様々な日本の安全規制をアメリカの低い水準に合わすなど主権を米国に外部化し、内政ではこの問題と連動させて解釈改憲を進めている」と安倍政権下での危機の本質をのべました。

介護・教育・保育・年金・建設の現場から「安倍政権の悪政を検証する」報告があり、確信になりました。       とし子


『とかち帯広空港』周辺地域との覚書見直しを報告~自衛隊機の乗り入れ制限を削除~

産経委で、佐々木とし子市議が「開港時の基本的立場守るべき」と質す

5月20日の産業経済委員会で「とかち帯広空港」と周辺地域との覚書について、自衛隊機の乗り入れ制限を削除するなど見直し内容の報告がありました。

 覚書は、昭和56年3月1日の開港に向けて、昭和50年9月16日に周辺地域の5団体と交わしたものです。
 
「自衛隊機の乗り入れについては原則行わせない」と明記されました。平成12年4月24日の米軍機乗り入れに対し、砂川市長(当時)は「自衛隊機の乗り入れは原則行わせないと地域住民との覚書を交わし、現在までこれを遵守し、空港管理を行ってきた」と抗議の申し入れを行いました。

覚書は、平成12年12月28日「自衛隊機の乗り入れは急患搬送、災害派遣に限るものとし、これ以外は原則として行わせないものとする」と見直され現在に至っています。


佐々木とし子市議は「この重要な項目を削除することは、当初の地域住民との覚書をなし崩しにするもの。今後も今までと対応が変わらないというのであれば、削除する必要はない。市と地域住民と当時必要な内容で交わされた基本的立場は守るべき」とのべました。

おびひろ市議会だより 3月定例会号ができました!

 『おびひろ市議会だより』NO.5(平成26年3月定例会号)が発行されました。



平成26年6月号の広報おびひろと一緒に、帯広市内の各家庭に配布されます。

帯広市議会のホームページにも掲載されます。

市の公共施設、コンビニ、スーパーなどにも置かれますので、多くの市民のみなさんにご覧いただきたいと思います。







どうなる? どうする? 社会



6月1日、十勝社保協主催の『どうなる?どうする?社会保障』の学習会に参加しました。

今週から参議院での審議が始まった医療・介護総合推進法で、社会保障がどうなるのか、沢野北海道社保協事務局長が、わかりやすく講演されました。

社会保障とは、社会(国や自治体)は誰に何を保障するのか。それは「しあわせ」(幸福感)と「人間らしい生活」(困った時だけではない)。憲法(13条、25条、99条)にも明記されており、憲法は権力者が守るもの(立憲主義)と述べました。

北海道民医連調査(2012年)で、「手遅れ死」が道内で6人あった事例も紹介され、いのちを救うアンテナをもっともっと高くしなければならないと思いました。

『住民の福祉の増進をはかる』地方自治体の役割が、ますます重要になっています。まもなく始まる6月帯広市議会、市民のいのちとくらしを守る市政にと全力でとりくみます。 とし子